RAGE:"LINGUA MORTIS"(1996)
Great Unlimited Noises (1999/12/28)
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オーケストラとの共演作品。このバンドなら、やってもおかしくない試みではあったが、この時期にやるとは思わなかった。
新曲は1だけで、ほかは過去の楽曲をアレンジし直している。これが見事な仕上がりで、原曲が優れているということも再認識させると同時に、バンドの才能の豊かさを見せつけている。実際、欧州でこのバンドが評価されるきっかけとなったのは、本作と、その数年後のアルバム"Thirteen"に伴うオーケストラを帯同させたツアーであった。
後のゴシック/シンフォニック・メタル勢の登場の先駆けとも言える作品なので、その手の音が好きな方にはオススメだ。
演奏に関してはオーケストラとのバランスを取るためか、ドラムの音が抑え目なので、その辺りはメタル・ファンからすると消化不良かもしれない。しかし、お遊びで共演しているわけではないというのは聴けばわかると思う。元がバラードの4なんかはありがちというか、ある意味、予想出来る仕上がりだが、4曲目のメドレーで取り上げられた曲はほとんどがスピード・メタルだ。それをここまでに仕上げるとは思いもよらなかった。
アーティストとしてのRAGE…ピーヴィー・ワグナーの凄さを知るには、本作が手っ取り早い一枚だろう。
1. IN A NAMELESS TIME(M:P.Wagner,S.Efthimiadis,C.Efthimiadis,S.Fischer/L:P.Wagner) 11:22
2. ALIVE BUT DEAD 5:57
3. MEDLEY 15:35 ←黒矢オススメ
A) DON'T FEAR THE WINTER(INSTR.) 1:00
B) BLACK IN MIND 3:08
C)FIRESTORM(INSTR.) 2:00
D)SENT BY THE DEVIL 4:10
E)LOST IN THE ICE(INSTR.) 5:15
4. ALL THIS TIME(EDITED VERSION) 4:05 ←黒矢オススメ
5. ALIVE BUT DEAD(INSTR. ORCHESTRA VERSION) 6:08
Produced By Ulli Posselt,Peavey Wagner & Christian Wolf
Peavey Wagner:Bass,Vocals
Chris Efthimiadis:Drums
Spiros:Efthimiadis:Guitars
Sven Fischer:Guitars
Christian Wolf:Piano
Markus Stollenwerk:Orchestra Condact
↑2. ALIVE BUT DEADは音源のみですが、4. ALL THIS TIMEはオーケストラとの共演ヴァージョンによるライヴ映像です。欧州での評価のきっかけになったのも頷ける感動的な素晴らしいライヴです。先に「ありがち」と書いたけれども、"All ThisTime"という曲を選んだのは歌詞の内容的にも正解だったのかもしれません。






