WHITESNAKE:"SLIP OF THE TONGUE"(1989)
Geffen (1996/03/19)
売り上げランキング: 46347

最悪・・・。でも
落日のエイドリアン
異色の名作大成功した前作のツアー・メンバーからヴィヴィアン・キャンベルが離脱。ヴィヴィアンに関しては当時、素晴らしいギタリストなんだけれど、ソング・ライターとしてはどうもよく判らない人という印象だったので、脱退してもそんなに驚かなかった。
だが!後任のギタリストがスティーヴ・ヴァイというのには驚いた。前作のジョン・サイクスをはるかに上回るギター・ヒーローの加入で米国侵攻(迎合?)路線もここに極まったといえる。しかも、幸か不幸かA・ヴァンデンバーグが腕を負傷したことで、全てのギター・パートをヴァイが担当、このため、WHITESNAKEの作品というより、D・カヴァーデイルとS・ヴァイのプロジェクト作品という印象が強い。
楽曲に関してはストレートなHR、ロックンロールの1、5、6にかつての名曲のリ・レコーディング・ヴァージョンである3、パワー・バラード調の4、7に抒情的な8、10と多様な楽曲が揃っており、それらの上をヴァイのテクニカルにして、良くも悪くも無機質なギターが駆け巡るという内容だ。
当時からヴァイのギターとカヴァーデイルのヴォーカルを核としたWHITESNAKEサウンドとの相性には賛否分かれていたが、本作に関しては、ヴァイの貢献度は素晴らしいと思う。むしろ、1をはじめ、無理に高音シャウトを繰り出すヴォーカルが問題だろう。4、6~8、10でのディープ・ヴォイスは素晴らしいのに…
それにしても…かほどに豪華なハード・ロック・アルバムにはなかなかお目にかかれないのも事実だ。時が経つにつれ、その凄さが伝わってくる作品だ。特に1、6なんて代わりに弾けるギタリストがいないよ…
当時、ライヴも見に行きました。WHITESNAKEのステージ上でSTEVE VAIのショーが行われているという印象だったな…
1. SLIP OF THE TONGUE 5:20 ←黒矢オススメ
2. CHEAP AN' NASTY 3:28
3. FOOL FOR YOUR LOVING 4:11
4. NOW YOU'RE GONE 4:12 ←黒矢オススメ
5. KITTENS GOT CLAWS 5:02
6. WINGS OF THE STORM 5:01 ←黒矢オススメ
7. THE DEEPER THE LOVE 4:22 ←黒矢オススメ
8. JUDGMENT DAY 5:16 ←黒矢オススメ
9. SLOW POKE MUSIC 3:59
10. SAILING SHIPS 6:03 ←黒矢オススメ
All Songs Written By D.Coverdale & A.Vandenberg
Except 3 Written By D.Coverdale,B.Marsden & M.Moody
Produced & Engineered By Mike Clink & Keith Olsen
David Coverdale:Vocal
Steve Vai:Guitars
Rudy Sarzo:Bass
Tommy Aldridge:Drums
Don Airey:Keyboards
Claude Gaudette:Keyboards
David Rosenthal:Keyboards
Tommy Funderburk:Vocals
Glenn Hughes:Vocals
↑3. FOOL FOR YOUR LOVING、4. NOW YOU'RE GONEのビデオ・クリップと6. WINGS OF THE STORM、7. THE DEEPER THE LOVEの音源です。後者の音源部分は怪しげなイントロ&画像がついていますがご容赦下さい。ビデオのゴージャスさを見れば、D・カヴァーデイルとS・ヴァイの奇跡的なコラボレーションの凄まじさが感じられるのではないかと思います。S・ヴァイのギター・ワークが圧巻の"WINGS OF STORM"とデヴィカヴァ節炸裂のバラード"DEEPER THE LOVE"もオススメ…二人の個性のせめぎ合い、緊張感の程も感じられるのではないでしょうか?






