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SCORPIONS:"In Trance"(1976)

復讐の蠍団~イン・トランス
スコーピオンズ
BMG JAPAN (2008-07-23)
売り上げランキング: 80572
おすすめ度の平均: 4.5
5 初期SCORPIONSの残した名作
5 ジャーマンメタルの原点
5 ジャーマンメタルの権化、第3弾!
4  最高!!
5 これが基本。
↑試聴できます↑

セカンド・アルバムで、日本では本作でデビューしたそうだ。

SCORPIONSはデビュー以来、ハード・ロックの枠内でバラードから切れの良いリフに依存したハード・チューンまで、多彩な楽曲を提供し続けているが、初期のバンドの音は1のタイトルではないが、暗いムードが感じられるのが特徴だ。ベース・プレイも'80年代よりは随分と目立っている。

例えば、ドラマチックな2やバラードの3、5、7は初期を代表する名曲ではあるが、何とも絶望的で「泣ける」というよりは、「死」を思わせるムードすら漂っている。

もう一つの聴きどころはウリ・ロートのギターである。ルドルフ・シェンカーのリズム・ギターにも言えるが力強く、切れのあるギター・サウンドにクラシカルなメロディを織り込んだリード・プレイは凄まじい。YNGWIE MALMSTEENをはじめとする、後の速弾き系ギタリストに与えた絶大な影響の程が、本作でも披露されている。

6、9のようなシャープなリフをバックにウリが弾きまくる楽曲は、未だにスリリングで、耳に斬りかかって来るような印象を受ける。

また、1、8のようにウリ・ロートがヴォーカルを取る楽曲もあるが、それらは明らかにJIMI HENDRIX調で、賛否が割れるところかもしれない。ま、クラウス・マイネもこの頃は力で押しまくるような唱法が目立ち、荒れ気味ではあるのだが。

ラストの10はインストで、この曲は雰囲気、メロディも開放的なムードが感じられる。アルバム全体の流れも考え抜かれた作品と言えそうだ。

ジャケットも当時としては挑発的で、米国などでは差し替えられたという。自分なんかはガキの頃、レコード屋で手に取るのも恥ずかしくて困ったものだ…。


1. DARK LADY(Roth) 3:27
2. IN TRANCE(Schenker-Meine) 4:44 ←黒矢オススメ
3. LIFE'S LIKE A RIVER(Roth-Schenker-Fortmann) 3:50 ←黒矢オススメ
4. TOP OF THE BILL(Schenker-Meine) 3:26
5. LIVING AND DYING(Schenker-Meine) 3:22 ←黒矢オススメ
6. ROBOT MAN(Schenker-Meine) 2:44 ←黒矢オススメ
7. EVENING WIND(Roth) 5:03 ←黒矢オススメ
8. SUN IN MY HAND(Roth) 4:23
9. LONGING FOR FIRE(Schenker-Roth) 2:43 ←黒矢オススメ
10. NIGHT LIGHTS(Roth) 3:15

Produced By Dieter Dierks


 ↑当時のSCORPIONSの映像と言うのはほとんど存在していないと思う。ビデオ・クリップを誰もが制作する時代でもないし…というわけで、音だけでもフルで聴いてみて下さい。アルバム・タイトル曲の2. IN TRANCEと、当時としては十分速く感じられた6. ROBOT MANです。
 前者はドラマチックで素晴らしい曲だと思いますが、絶望的な曲調なので、落ち込んでいる人にはオススメしません。後者はまるでメトロノームのようなキレのいいリズム・ギターに、弾きまくるソロ、スピード感のあるヴォーカルに当時のリスナーがブッ飛ばされたスリリングな名曲です。
 未だに自分なんかは「凄ぇな、こりゃ」と感じる2曲です。







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