RAINBOW:"DEUTSCHLAND TOURNEE 1976"(2006)
バップ (2006/05/24)
'76年9月25、27、28日の第2期レインボーによるドイツ・ツアーの様子を6枚組CDに収めたライヴ・ボックス。さすがにブートレッグより良い音質ではあるが、マニア向けである事は否めない。レインボーの各公演毎のライヴの微妙な違いを聴き比べたいという方は当分、至福の時を過ごせるはず。自分はかなり楽しめた。
当時、オフィシャルでリリースされたライヴ・アルバム"On Stage"と比べると、"Stargazer"及び"Still I'm Sad"内でフィーチャーされていたコージー・パウエルのドラム・ソロ、そして、ケルンとニュルンベルク公演のアンコールでプレイされた"Do You Close Your Eyes"を聴く事が出来るのがポイントだ。
また、"Man on the Silver Mountain"は同年12月の日本公演のヴァージョンを収録した"On Stage"の方が、間に"Starstruck"を挟んであったりして、より完成度が高くなっている。
3公演を聴き比べた印象だと、音質的に最も優れているのはデュッセルドルフだと思う。ケルンはシンバルの音を拾い過ぎているし、ニュルンベルクは低音がこもった感じだ。
"Stargazer"ではリッチーのギター・ソロが大フィーチャーされているが、全体にロニーの声が辛そうなのが印象的。近年、"Stargazer"のストーリーを継いだ"A Light in the Black"をプレイしなかったのはコージーの体力を考慮したとの発言を読んだ事があるが、実際はロニーの咽喉への負担も相当なものだったのでは?と思わせる。
ドラム・ソロはケルンでは、何故かクライマックスでチャイコフスキーのテープがかからないトラブルが発生したようだ。
"Do You Close Your Eyes"は、ケルンでは冗長な演奏だが、ニュルンベルクはコンパクトにまとめられており、リッチーのソロもなかなか楽しめる。
近年はビデオクリップやDVDの普及で、ライヴCDの有り難味は低くなってきているけれど、本作は久々に聴き甲斐のあるライヴ・アルバムでした。






