DEF LEPPARD:"PYROMANIA"(1983)
Mercury (1990-10-25)
売り上げランキング: 43418

傑作
NWOBHMバンドとして
ロック史に輝く80年代の名盤!
80s HR/HMの最高傑作
満足度70%ということで↑Real Playerで試聴できます↑
DEF LEPPARD:オフィシャルサイトへ
通算3作目、全米チャートででマイケル・ジャクソンの"Thriller"と鎬を削り、大ヒットを記録した出世作。
このバンドはAC/DCのダイナミズムにQUEENのメロディ&ハーモニーの融合から、自分達のアイデンティティを確立しようとしたんじゃないかと思うのだが、前作が両者の比重がAC/DC寄りだったのに対し、本作ではQUEEN的な要素が強まったと同時に、そのブレンド具合が完璧にハマったと言える…そりゃ売れるよね。
バンドのアルバム制作に関しては、レコーディング途中にギタリストのピート・ウィリスが解雇され(アルコール問題らしい)、元GIRLのフィル・コリンが加入。フィルは曲作りには関わっていないが、ソロを数曲で披露している。
音は、プロデューサーであるマット・ランジ(曲作りにも関わっている)の緻密な音作りが重要な要素であるのは言うまでもないが、今になって強く感じるのは亡きスティーヴ・クラークのレス・ポール・サウンドの存在感で、スティーヴ在世時のDEF LEPPARDにおいて、それがいかに重要であったのか、痛感した次第。聴きこむにつれ味わいの増す、本当にカッコいい音だ。
曲はライヴ向きの1、3、7、9、叙情的な2、4、6、8、大作主義というと大げさだが、ドラマチックに作り込まれた5、10という具合に大雑把に分けられるが、いずれにおいてもキャッチーなハーモニー・ヴォーカルを乗せる事で、楽曲を洗練させ、普遍性をもたらす事に成功している。素晴らしいリフとハーモニー・ヴォーカルのコンビネーション、コントラストで聴かせるという意味ではやはり、シングルとなった3曲が抜きん出ているが、3、5といったHR/HM寄りの楽曲の完成度の高さが凄いと思う。
私が記憶している限り、日本ではリリース当時の評価は中の上くらいだったが、米国での大ヒットに伴い2、6、7のビデオ・クリップが洋楽番組で繰り返し放送される事で、知名度が一気に広まった気がする。私自身も本作を初めて聴いた時の感想は「ちょっとポップだし、地味じゃない?」という感じだった。もちろん、今では'80年代のロックを語る上で外せない名作であると認識しているし、実際、捨て曲と言うべきものがない。
ちなみに私が持っているのは2008年にリリースされた上ジャケ&SHM-CD盤。高音質を謳うSHM-CDだが、本作を聴く限り、わずかにクリアさが増した程度。正直、本作に関しては大して有り難味がない。
1. ROCK ROCK(TILL YOU DROP) (Clark/Savage/Lange/Elliott) 3:52
2. PHOTOGRAPH(Clark/Willis/Savage/Elliott/Lange) 4:12 ←黒矢オススメ
3. STAGEFRIGHT(Savage/Elliott/Lange) 3:46 ←黒矢オススメ
4. TOO LATE FOR LOVE(Clark/Lange/Willis/Savage/Elliott) 4:30
5. DIE HARD THE HUNTER(Lange/Clark/Savage/Elliott) 6:17
6. FOOLIN'(Clark/Lange/Elliott) 4:32 ←黒矢オススメ
7. ROCK OF AGES(Clark/Lange/Elliott) 4:09 ←黒矢オススメ
8. COMIN'UNDER FIRE(Lange/Clark/Willis/Elliott) 4:20
9. ACTION! NOT WORDS(Lange/Clark/Elliott) 3:52
10. BILLY'S GOT A GUN(Clark/Savage/Willis/Elliott/Lange) 5:27
Produced & Mixed By Robert John"Mutt"Lange
Joe Elliott:Lead Vocals
Steve Clark:Guitars
Phill Collen:Guitars
Rick Savage:Bass
Rick Allen:Drums
Pete Willis:Guitars Backing Tracks

