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GOEMON

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戦国時代後期を舞台に、大泥棒石川五右衛門の活躍を描いた映画。先行の試写会で見てしまいました。

衣装をはじめ、美術デザインは派手で斬新、画面全体から受けるセピア調の色彩感覚も、いわゆる時代劇、歴史映画とは違った実験的なもので、興味深い。大河ドラマ的なものを期待すると愕然とする事になるだろうけど。

配役に関しては、ほとんどミス・キャストはないと思った。歴史ものって大体「何だかなぁ」という配役が何人かできてしまうものだが、この作品に関してはそう言う部分で落胆する事はなかった。見る前には中村橋之助が織田信長と聞いて「ちょっと違うんじゃないか」とも思ったが、役者が違うとはよく言ったもので、「敦盛」の見事な舞だけで納得させられた。

あとはやはり、大沢たかおの存在感が圧倒的で、映画のハイライトも彼の最後の姿であり、それ以降は蛇足という気が無きにしも非ず。多少の後日談はやむを得ないにしても、後半部分は観客の想像に委ねるべきだったんじゃないかな?

監督、脚本がどうというより、妥協を余儀なくさせられたんじゃないのかなぁ…主要キャストそれぞれに見せ場を無理にでも作ろうとしているような後半の展開を見て、日本の芸能界に対するイメージが悪くなったというのが、正直なところ。

序盤から中盤にかけては引き込まれたし、アニメ、CG、実写が混然一体化したかのようなアクション・シーンも、他ではなかなかお目にかかれない映像で斬新だ。


CAST
石川五右衛門:江口洋介
霧隠才蔵:大沢たかお
浅井茶々:広末涼子
猿飛佐助:ゴリ(ガレッジセール)
石田三成:要潤
又八:玉山鉄二
織田信長:中村橋之助
服部半蔵:寺島進
千利休:平幹二朗
徳川家康:伊武雅刀
豊臣秀吉:奥田瑛二

STAFF
監督:紀里谷和明
プロデューサー:一瀬隆重、紀里谷和明
脚本:紀里谷和明、瀧田哲郎
撮影:田邉顕司
照明:牛場賢二
美術監督、ビジュアルコンセプト:林田裕至
美術プロデューサー:赤塚佳仁
セットデザイナー:平井淳郎
装飾:西尾共未
衣装デザイン:Vaughan Alexander Tina Kalivas
音楽:松本晃彦
録音:矢野正人
音響効果:伊藤瑞樹
VFXスーパーバイザー:野崎宏二
VFXプロデューサー:藤田卓也
編集:紀里谷和明、横山智佐子
ヘアメイク:稲垣亮弐
キャスティング:山口正志
殺陣:森聖二
助監督:近藤一彦
アソシエイト・プロデューサー:長澤佳也、上田有史