明治九年(1876)
主な出来事
2月:政府が黒田清隆が全権として朝鮮に派遣し、日朝修好条規が調印する。(「西南戦争」)
3/28:廃刀令が発令される。
10/24:熊本県士族による神風連の乱が発生し、熊本県令安岡良亮、熊本鎮台司令長官種田政明らが殺害される。
12/3:前原一誠に斬首の刑が宣告される。
死没
10/24:種田政明(40:旧薩摩藩士、熊本鎮台司令長官)
10/25:太田黒伴雄(43:旧肥後藩士)
12/3:前原一誠(43:旧長州藩士、政治家)
備考、その他
・鹿児島の私学校が、野津伝之丞、柏原正一郎の二人の生徒をフランスに留学させる。(「西南戦争」)
・士族に支給される家禄が廃止され、5~14年分の公債を発行して5~7分の利子を支給することとする。
・鹿児島の桐野利秋が、「時勢論」を語って政府を批判する。
・福沢諭吉が、「分権論」を記し、武力反乱とこれを煽るジャーナリズムを批判する。
1月:評論新聞にて伊東孝二が、「圧制政府転覆すべき論」を掲載する。
2月:熊本士族宮崎八郎が、伊藤博文暗殺事件に連座して逮捕される。
3/4:西郷隆盛が、内田政風に書を送る。
4月:宮崎県士族島津啓次郎が、米国留学から帰国する。
5月:和歌山で地租改正に反発する一揆が起こる。
6月:立志社の植木枝盛が「自由は鮮血を以て買わざる可らざる論」を発表する。
7月:
・立志社社長の片岡健吉が、「自由の為なれば政府は転覆する共可なり」と発言する。
・評論新聞の発行が、禁止される。
・大久保利通が、鹿児島県令大山綱良を東京に呼び寄せ、県庁の改革を指示するも、物別れに終わる。
8月:金禄公債証書発行条例を公布する。
10/24:熊本県士族による神風連の乱が発生し、熊本県令安岡良亮、熊本鎮台司令長官種田政明らが殺害される。
10/25:熊本鎮台兵の反撃で、神風連の乱が鎮圧される。太田黒伴雄、加屋霽堅ら首謀者は戦死する。
10/27:福岡県秋月で宮崎車之助ら士族が蜂起するも、鎮圧される。
10/28:山口県萩で前原一誠率いる士族が蜂起する。
10/29:旧会津藩士の長岡久茂らが、千葉県庁を襲う。
10/31:萩で蜂起した士族が政府軍と交戦して敗れる。
11月:
・茨城県で地租改正に反発する一揆が起こる。
・大分県士族増田宋太郎が、「田舎新聞」を発行する。
11/初:西郷隆盛が、桂久武に書を送り、ここ数日の士族の決起に満足の意を示す。
11/1:前原一誠が、海路東上を試みるも、政府によって捕縛される。
12月:
・三重県で地租改正に反発する一揆が起こる。
・大警視川路利良が、私学校党と距離を置く鹿児島士族を鹿児島に派遣し、私学校党の視察、説得を指示する。
12/3:前原一誠に斬首の刑が宣告される。
12/4:桐野利秋の別荘に西郷隆盛をはじめとする鹿児島士族有力者が集会する。
12/5:木戸孝允が、日記に政府の薩摩士族に対する優遇を嘆く。
12/18:木戸孝允が、大久保利通と鹿児島士族の処遇について激論を交わす。
12/27:大久保利通が、三条実美に建白書を提出し、地租を減額し、歳入の不足分を官庁の統廃合などで補うと意見する。






