寛正六年(1465)
主な出来事
1/5:足利義視、従四位下に叙される。(「戦争の日本史9」)
9/21:将軍足利義政、春日社参のため、諸大名、公卿を従えて奈良に下向する。
9/22:将軍足利義政、春日社参を行う。
9/29:将軍足利義政、奈良から帰京する。
11/23:和泉守護細川常有邸で日野富子が男子(義尚)を出産する。
生誕
11/23:足利義尚(義政の子、九代将軍)
死没
・佐竹実定(?:常陸の佐竹義俊の弟)
9/3:大内教弘(46:周防長門国守護)
備考、その他
・太田道灌、上洛して足利義政に拝謁する。
この時、義政の飼育する猿が初対面の者を引っかいたりし、そうした様子を義政が戯れに見物する事を事前に知った道灌は猿使いに賂を渡して、その猿を鞭でたたき伏せて手なずけておき、拝謁当日、猿が平伏、義政をはじめ、周囲を驚かせたという。(「定本常山紀談 上」)
1月:延暦寺が東山本願寺への攻撃を開始する。青蓮院の仲介で銭三千ヒキを本願寺が支払う事で和議となる。(「戦争と日本史14」)
2月:延暦寺が本願寺攻撃のために衆徒の動員を計るも、幕府政所執事伊勢氏家中の衆徒が幕府の意を受けて動員に応じず。
2/25:足利義視、判始、弓乗馬始を行う。
3月:延暦寺が犬神人を動員して再度、本願寺を攻撃する。法主蓮如は摂津国に避難する。更に延暦寺方は近江の本願寺拠点を攻撃する。
3/15:足利義視、故日野重子の居所であった高倉第を今出川殿に改めて移る。
3/20:大内教弘、河野通春討伐の命に従う旨を幕府の使者に返答する。
5/19:管領畠山政長、陸奥の石川治部少輔に奥州探題大崎教兼と葛西氏の被官富沢河内守の抗争を仲介して休戦させ、大崎氏や葛西氏が関東に出陣できるように命じる。
6月:下総の千葉実胤の被官原信濃入道が幕府方に参陣する。
6/9:幕府、小笠原家長に対し、越後国守護上杉房定と協力して村上政清、高梨政高を討伐するように命じる。(「戦争の日本史9」)
6/12:幕府が、山名宗全の要請を受け、播磨国内の寺社本所領に対して、赤松浪人を匿わないように命じる。(「人物叢書 山名宗全」)
6/19:扇谷上杉政憲、堀越公方の意向に対し、7月6日以降に五十子陣に出馬する意向を示す。
6/25:管領畠山政長、吉川、小早川、毛利氏ら、安芸の国人衆に細川勝元勢への合力を命じる。
7月:延暦寺が高田専修寺を本願寺派とは別流であると認定し、その地位を安堵する。
8/3:畠山義就、吉野から大和国天川に出陣する。
8/14:足利義視の申沙汰によって、東大寺別当に西室僧正公恵が任じられる。
8/24:伊勢貞親、南部右馬助に大長の南部馬を一、二疋にても京都に進上せよと命じる。
8/25:細川勝元、安芸国の小早川備後守に書を送る。
8/28:
・幕府、斯波義廉の被官三十人が奥州に下向し、馬二匹を連れて通る際、諸関渡で煩いないように命じる。
・古市春藤丸が出家して胤栄を名乗る。
9月以降:斯波義廉の使者が陸奥南部氏の元に派遣される。
9/11:古河公方足利成氏、武蔵太田庄に出陣する。
9/13:近畿で赤い大流星が見られる。
9/18:
・足利義視、将軍義政に赤松上総介(有馬元家)の赦免を求めるが、認められず。
・政所執事伊勢貞親、大内教弘に幕命に反して河野通春に合力したことを咎めて、帰国を促す書を送る。
9/23:
・将軍足利義政、興福寺松林院に御成を行う。松林院主貞就は政所執事伊勢貞親の子で、義政に越智家栄の赦免を願い出る。家栄は出仕を許され五千疋と鎧一領を献上する。
・朝倉孝景、興福寺大乗院の尋尊と対面する。
9/25:奈良で四座の猿楽十三番が演じられ、将軍義政らがこれを見物する。
9/27:将軍足利義政、若宮の祭礼を見物する。
10/7:大内教弘が伊予国で陣没し、跡を子の政弘が継いだ事が京都に報じられる。
10/8:将軍足利義政、東山恵雲院の地に東山山荘の建築を計画する。
10/22:幕府、細川勝元の要請を受け、大内政弘討伐を命じる。
10/23:将軍足利義政、周防国に逼塞する斯波義敏に対し、上洛を命じる御内書を発する。
10/26:幕府、安芸国の国人吉川元経、小早川煕平に宛てて大内政弘治罰の御教書を発する。
11月:将軍足利義政、堀越公方足利政知に御内書を下し、木戸実範に所領を与えるように指示する。(「武士はなぜ歌を詠むか」)
11/6:越智家栄、山城国守護山名是豊に山城国名島で成身院光宣の被官に奪われた物注文とその事情を記した注進状を送り、これを受けた是豊は侍所頭人京極持清を通じ、幕府政所代蜷川親元に披露する。
11/8:畠山義就、吉野から大和国天川に出陣する。
11/11:幕府、東寺に立て籠もった土一揆の鎮圧を山名是豊、京極持清に命じる。
11/26:足利義視、朝倉孝景に京中の土一揆の鎮圧を命じ、孝景は古市胤栄から矢千筋と射手十人を借りる。
12/8:将軍足利義政、駿河国守護今川憲忠、甲斐国守護武田信昌に関東への出陣を命じる。
12/15:小笠原政秀、細川持賢の仲立ちで政所執事伊勢貞親を通じて将軍足利義政に信濃国守護補任について、御礼を言上する。
12/20:日野富子、産所から室町第に戻り、生まれた男子は伊勢貞親邸に移徒する。
12/30:斯波義敏、上洛して父持種と共に幕府に出仕、将軍義政に対面する。






