永禄八年(1565)
主な出来事
3月:本願寺顕如、武田信玄と音信を結び、対上杉輝虎の盟約を結ぶ。
5/19:将軍足利義輝が三好、松永勢の襲撃を受け、殺害される。
義輝辞世の句「五月雨は露か涙かほととぎす わが名を上げよ雲の上まで」
7/28:幽閉されていた義輝の弟、一乗院覚慶が細川藤孝の手引きで脱出し、近江甲賀の和田惟政に保護される。
11/3:織田信長が美濃松倉城の坪内利貞に発給した知行宛行状に木下秀吉が副状を発する(秀吉文書の初見)。(「織田信長文書の研究 上巻」)
生誕
督姫(徳川家康次女、北條氏直~池田輝政室)
森成利(可成三男、蘭丸)
死没
5/19:足利義輝(30)
8/2:内藤宗勝(50:松永久秀の弟、内藤如安の父)
10/15:飯富虎昌(甲斐武田家臣)
11/3:佐竹義昭(35:常陸佐竹氏当主)
備考、その他
・北條氏が、相模玉縄城の修理保全について、領民の自発的な貢献を指示する。(「雑兵たちの戦場」
1月:
・毛利軍が出雲熊野城を攻略する。(「戦争の日本史12」)
・松永久秀が、多聞山城にて茶会を行う。(「戦争の日本史11」)
2月:
・北條氏政が上総土気城の酒井胤治、康治親子を攻撃する。(「戦争と日本史10」)
・武田信玄が諏訪上宮明神、佐久新海明神に西上野諸城攻略を祈願する。
3月:将軍足利義輝、上杉輝虎と北条氏康に和議を結ぶように命じる。
4月:
・上杉家臣河田長親らが、越後を出陣し、上野に布陣する。上総に侵攻した北條勢は関宿城に引き上げる。
・イエズス会の修道士、ルイス・アルメイダが大和多聞山城に松永久秀を訪ねる。
4/16:毛利元就、孫の輝元、元長の初陣のため、本陣を富田城近くの星上山に据え、麦薙を行う。
4/19:出雲国富田城下の市庭表で毛利軍と尼子軍が交戦する。
4/28:毛利元就、富田城下の陣を撤収する。尼子軍が追撃するも、逆襲に遭う。
4/29:上野国世良田長楽寺の門前の者が北條氏と戦う由良氏支援のため、出陣する。(「戦争と日本史14」)
5月:
・島津氏が日向伊東氏と戦い、島津一族の北郷時久が28人を討ち取り、40人を生け捕り、具足700を奪ったと記録する。(「雑兵たちの戦場」)
・太田三楽斎が武蔵岩付城を奪還しようとするも、味方の変心で撤退を余儀なくされる。(「戦争と日本史10」)
・北條氏康が下総関宿城を攻撃する。
5/1:三好重存、将軍義輝の偏諱を受け、義重(後義継)と名乗る。
5/20:義輝の死を知った若狭守護武田義統、越前の朝倉義景に使者を送る。
6月:
・豊後の大友氏が豊前長野城への攻撃を開始する。出雲に在陣する小早川隆景が椋梨弘平に北九州の情報収集にあたらせ、来島通康と相談するように命じる。
・常陸の佐竹義重が、太田三楽斎を客将として迎え入れ、片野城を与える。
6/9:将軍義輝の葬儀が行われる。生前親しい間柄にあった公家衆は一人も参列せず、幕府奉公衆、奉行衆のみが参列する。
6/28:河内の安見宗房が、越後の上杉輝虎に将軍足利義輝が三好、松永党に殺害されたことを報じ、「先代未聞の仕合」と述べ、大覚寺義俊を介して越前の朝倉義景、尾張の織田信長と共に輝虎の上洛を依頼し、自らも畠山秋高、遊佐信教と共に決起する意向を示す。
6/29:大内輝弘が御家再興のため、伊予に渡海するも、毛利方の経略にかかり、味方となる牢人衆を悉く討ち取られ、豊後に逃げ帰る。
7/18:甲賀の和田惟政が、伊賀の仁木長頼の協力を得て一乗院覚慶の脱出を計画する。
7/28:幽閉されていた義輝の弟、一乗院覚慶が細川藤孝の手引きで脱出し、近江甲賀の和田惟政に保護される。
8月:
・豊後の大友勢が豊前長野城を攻略する。
・北條勢が下総関宿城から撤退する。
8/2:内藤宗勝が、丹波で荻野直正に敗れて討ち死にする。
8/5:一乗院覚慶(足利義昭)、越後居多神社神官の子息智光院頼慶に対し、使者としての辛労を謝す。(「上杉景勝のすべて」)
8/27:近衛前久、覚慶が一乗院を脱出したため、3歳の長男を一乗院門跡として入れる。
秋:毛利元就が富田城下に進出し、経羅木山と滝山に陣城を築いて包囲網を縮める。
9/9:武田信玄、織田信長の養女を勝頼の妻とすることを了承し、武田、織田両家の同盟締結を決める。
9/28:一乗院覚慶、武田信玄に上洛への協力を要請する御内書を発する。
10月:丹波の反三好、松永方が上洛の姿勢を示し、松永久秀が家臣の竹内秀勝を上洛させ、京都防衛に努める。
10月初:武田義信、飯富虎昌らが信玄暗殺を企てるも失敗する。
10/4:一乗院覚慶、上杉輝虎へ北条氏康と和議を結び、上洛するように依頼する。
11月:
・富田城に立て籠もる尼子家臣牛尾幸清、久清親子が城を退去する。
・武田信玄の四男諏訪勝頼の元に織田信長の養女が嫁ぐ。
・上杉輝虎が上野厩橋城に入る。
・武田家臣の真田幸隆が、上野嶽山城を攻略する。
11/16:三好三人衆が、三好義継に対し、松永久秀との決別を促す。
11/18:松永久秀が、大和筒井城を攻略する。
11/20:松平家康、和田惟政からの書に返答を送る。
12月:
・武田信玄、一乗院覚慶からの御内書を受け取る。
・富田城に立て籠もる尼子家臣宇山久信が毛利方に投降の意思を伝える。
・常陸の小田氏治が、佐竹氏から小田城を奪回する。
12/2:一乗院覚慶、上杉輝虎へ北条氏康と和議を結び、上洛するように依頼する。
12/5:織田信長が細川藤孝に書を発し、一乗院覚慶の上洛に協力する旨を伝える。






