天文二年(1533)
主な出来事
武田太郎(晴信)が扇谷上杉朝興の息女を娶る。
2/9:一向一揆勢が堺を襲撃し、細川晴元ら、淡路へ脱出する。(「天文法華の乱」)
2月末、将軍義晴の在所に細川晴元からの密使が到来する。
3/29:木沢長政率いる法華一揆、伊丹城を救援し、一向一揆を撃破する。
4/7:細川晴元、淡路から摂津池田城に着陣する。
4/29:木沢長政、堺を一向一揆から奪回する。
5/2:木沢長政率いる法華一揆4万余が石山本願寺南方の天王寺に布陣する。
6/18:梅が畑の合戦 ○細川晴国vs薬師寺国長、六角氏、法華一揆● 大将薬師寺国長は討ち死に。
6/22:細川晴元と法華一揆が、三好千熊丸(後の長慶)の仲介で石山本願寺と和睦する。
死没
薬師寺国長(?:細川晴元家臣)
7/27:里見実堯(50:安房里見一族)、正木通綱(42?:安房里見家臣)
備考、その他
・甲府の躑躅ヶ崎館、小山田信有の谷村館が焼失する。
・この年、織田信定、尾張勝幡に築城する。(「織田信長文書の研究 上巻」)
・少弐資元が大内方の筑前守護代杉興運が拠る岩屋城を攻める。大内義隆、陶道麒を援軍として派遣する。(「戦争の日本史12」)
・筑後国で反大友氏の機運が高まり、大友義鑑が臣下の斎藤長実、中村新兵衛尉らを派遣し、豊後国角牟礼城の防備を固める。
・上野の小幡播磨守、図書助が鎌倉鶴岡八幡宮の再建工事に加わる。(「戦争と日本史10」)
1月:
・一向一揆勢が、細川晴元方の松井宗信が立て籠もる摂津大物城を攻撃する。(「戦争の日本史11」)
・摂津守護代薬師寺国長率いる細川晴元勢が、摂津富田で一向一揆勢と交戦する。
1/2:一向一揆が摂津大物城を包囲攻撃するも、攻略はならず。
1/10:豊前国から大友勢が撤退する。
1/13:大内義隆、豊前国の佐田朝景に書を送り、妙見岳城を死守した事を賞する。
1/23:細川晴元が、本満寺に軍勢催促状を送る。
2月:
・京都を法華宗門徒が制圧し、一向一揆に加担した者への粛清、弾圧が加えられる。(「戦争と日本史14」)
・上野厩橋城の長野宮内大輔が、鶴岡八幡宮再建工事の助成を務める。
3月:
・冷泉為和、小田原に下向する。(「武士はなぜ歌を詠むか」)
・大内軍が大友方の筑前国立花山城を攻略し、柑子岳城にも攻めかかる。
・大内勢が豊後国に侵入し、鹿鳴越城に立て籠もるも、大友勢の反撃に遭い、撤退する。
・一向一揆勢が、摂津伊丹城を包囲する。
3/5:一向一揆が伊丹城を襲撃する。
3/18:木沢長政が淀六郷に本願寺門徒の諸国から大坂への通路を封鎖する事を命じる。
3/27:木沢長政、法華一揆を組織して京都を出陣する。
4月:島津忠良、貴久親子が薩摩南郷城を攻略する。(「戦争の日本史12」)
4/4:木沢長政が淀六郷の船頭に本願寺門徒の通行への取り締まり強化を命じる。
4/14:木沢長政、入京して前関白近衛尚通に太刀を献じ、杯を賜る。
4/26:
・木沢長政、法華一揆を組織して京都を出陣する。
・細川晴元勢が大坂石山本願寺を攻撃する。
5/5:石山本願寺を包囲する細川晴元勢に木沢長政が加わる。
5/10:六角定頼、細川晴元の要請に応えて京都近郊を警備すべく軍勢を出す。
5/26:細川晴国勢が、山城栂尾、高雄に布陣する。
5/28:細川晴国が京都近郊に進出するも、法華一揆に撃退される。
6月:伯耆、美作、備中国各所において、尼子方と反尼子方の抗争が繰り広げられる。
7月:
・陶道麒、大宰府に着陣する。
・肥後国筒岳城の小代重忠、大内家臣の陶道麒に内応を促されるも、これを拒否する。
7/2:公家の山科言継と飛鳥井雅綱が京都を発ち、尾張に向かう。(尾張・織田一族)
7/8:公家の山科言継と飛鳥井雅綱が尾張津島に到着、織田信秀の出迎えを受け、夜に勝幡城に入る。(尾張・織田一族)
7/9:尾張勝幡城で鞠会が行われ、織田信秀、光清が加わり、数百人の見物人が集まる。(尾張・織田一族)
7/27:
・山科言継と飛鳥井雅綱が勝幡城から清洲城に移動する。(尾張・織田一族)
・安房の里見義豊が叔父の実堯と重臣の正木通綱を稲村城にて殺害する。実堯の子義堯は上総百首城に逃げ込み、北條氏綱に支援を要請する。
8月:北條氏綱の弟為昌の軍勢が安房に上陸し、妙本寺付近で里見義豊勢と交戦する。
9月:
・肥後国の相良氏が肥前国に在陣する大内軍に使僧を派遣する。
・豊後国の大友義鑑が筑後の五条鑑量に書を送り、肥後国の菊池義国(義鑑弟)を非難する。
・摂津で河原林なる者が一揆を起こして越水城を占拠するも、翌日中島に撤退する。
・里見義豊が上総の真里谷武田恕鑑を頼って安房から撤退する。
・朝廷の内蔵寮を担当している公家の山科言継が、家宰の沢路隼人佐を摂津芥川山城に遣わし、細川晴元に禁裏御料所からの年貢徴収への支援を嘆願する。晴元の奉行人茨木長隆がこれに応じ、奉書を発する。
9/6:摂津の瓦林衆が一向宗徒と共に越水城を攻略する。
9/23:三好勢が越水城から瓦林衆を逐い、これを奪回する。
10月:丹波長谷山城で、細川晴国方が、晴元方を撃破する。
11月:
・大友義鑑、豊後国国東軍の諸氏に大内水軍への対処を命じる。
・大友義鑑、肥後国筒岳城の小代重忠の所領を安堵する。
11/21:周防国の大内義隆が肥後の菊池義宗に書を送り、筑後国への出陣を誘う。
12月:
・尼子詮久が美作国二宮の社人にその旧領を安堵する。
・細川晴国勢が京都近くに出没するも、上洛はならず。






