A.M.3:00に起床…修学旅行生みたいだな。昨夜、買い置きしながら飲み食いしなかったビール、ワインやつまみを飲み食いして、お風呂に軽く浸かってから、朝の散歩に出かけた。
まずは下御霊神社へ。以前、応仁の乱の開戦地という事で、上御霊神社を訪れた事があったのだが、宿の近くにそれと対を成す下御霊神社がある事を知って立ち寄ってみた次第。古い由来のある神社なのだが、現在地に移ったのは豊臣秀吉による洛中の区画整理によるそうだ。

朱塗りの鳥居と京都御所の門を移築したとされる表門は立派だが、境内の本殿などはかなり荒れ気味だ。敷地も上御霊社よりこじんまりしているし…修復の募金を募っていたけれど、確かにこれは早急に直した方が良さそう。観光客も上御霊社に行ってしまうだろうし、難しいよね。
ちなみにここは、井戸で地下水を汲み上げているそうで、その水が美味しいと評判との事。自分もお清めついでに口にしたが、確かにすっきりした美味しい水だった。京都観光の機会があれば、立ち寄ってみる事をオススメします。
下御霊神社からさらに三条大橋付近までテクテク歩く。目的は豊臣秀次とその一族の墓所である瑞泉寺。事前に地図で確認して橋のたもとにまで来たもののイマイチ場所がわからず、ビルの玄関先を掃除されているおじさんに「瑞泉寺ってどこですか?」と聞くと「瑞泉寺?知らないなぁ…」と言われた。くじけず「豊臣秀次公のお墓なんですけど…」と聞いてみると、「秀次?あぁ!そこに看板あるよ」と教えてくれた。
当時はこの付近は三条河原の河川敷で、太閤豊臣秀吉の命で高野山で切腹を命じられた豊臣秀次の妻女が、ここで惨殺されて埋められ、その上には秀次の首を収めた石櫃が据えられ、「畜生塚」「殺生塚」などと呼ばれていたそうだ。後に河川敷の開発に際して、京都の豪商角倉了以が荒れていた塚を墓所として整備し、今日に至るのだが、秀次の墓には当時の塚に残されていた石櫃がそのまま採用されている。

整備されて手厚く供養されているが、その由緒を知っているせいもあるのか、気分の滅入る場所だった。
散歩を終えて朝食は新々堂にて。最近、毎年上洛の折にはここで朝食をとって、お土産まで調達している。今日は食パンに黒唐辛子のラスク、シュトーレンなどを購入した。
食後、とっとと宿を出発して一路丹波方面へ。目的は篠山城。昔、一度来た事があるのだが、二の丸御殿復元前だったので、一度見に行きたかったのだ。
京都から篠山に行くには、高速道路か一般道路かで調べてみたのだが、どうも時間は変わらないようなので、一般道をチョイス、沓掛、老の坂と本能寺の変での明智光秀軍の進路を逆に進む形で亀岡へ。ここまでは道路が渋滞気味でうんざりしたが、その先は快適ドライブで丹波路を満喫出来た。平和だなぁ…
そして篠山城に到着、それまでののどかな田園風景から巨大な堀や石垣が現れたばかりか、観光バスなどが忽然と出入りする様子に母と妹は驚いていた。これらの観光客の多くは大阪、兵庫方面から高速道路を使ってきたんだろうね。
篠山城は、徳川幕府が大坂城の豊臣秀頼と西国の有力外様大名との連携を防ぐ目的で築かれた大城郭で、禄高五万石には相応しからぬ威容を誇っている。天守閣は建造されなかったのだが、二の丸に築かれた御殿は京都二条城のそれに匹敵する立派なもので、明治維新後も保存されて、国宝に指定されていたのだが、戦時中に失火により焼失してしまった。それが最近になって木造で復元されたのだ。


復元された御殿内部では、江戸時代の篠山藩の移り変わりを解説、又、売店がなかなか興味深いグッズが多かった。関ヶ原合戦図屏風カレンダー(双六付)とか…自分は「2012戦国手帳」をゲット。

母は京都でも箸置きを探していたのだが、丹波焼きが気に入ったらしく、ここで購入していた。
しかし、昔来たときとは町の景観が一変したなぁ…。あの頃は武家屋敷街も閑散としていて、保存を危ぶむ気がしたことを覚えているが、市街地も活気がある。こんなボタン鍋の看板なんかなかったと思う。(帰宅後、古い写真を探してみたが、'96年に探訪している…15年ぶりだったのだ)

昼食は丹波牛と地鶏を食べた。更に物産館でお土産を物色。丹波の黒豆のソフトクリームや、丹波栗をふんだんに盛り込んだ金つばの美味しさには参りました。イノシシ肉は食べなかったけれど、レトルトカレーを買ってみた。パッケージには篠山のゆるキャラ「まるいの」君がフィーチャーされている。

かくして、帰途に着いたわけだが…またしても安土に立ち寄る時間がない。取り合えず、城址には行ってみたが、もう真っ暗だ…というわけで、信長公の墓参りは諦めざるを得なかった。日を改めて又来ようかな…大手門の辺り、新たに発掘されているみたいだったし。
夕食は、彦根で知らぬ間にB級グルメで知られるようになった「チャンポン亭」のチャンポン麺を食べた。昨日、多賀SAで支店を見かけて興味持ったんだよね。妹も友人から勧められたというし…。自分は辛いのを食べたけれど、具沢山でおなか一杯になった。

ただし、彦根のB級グルメといえば、鉄板焼きの「まさ味」が最強だと思うが…あれはお店でしか味わえないか。味にうるさい母が「あそこの鳥皮焼きは一生忘れない」という程、旨くてて安いのだ。
その後の帰路は早起きが祟ったのか、猛烈な睡魔に襲われ、遅々として進まず、こんなものも買って飲んでみたが、効果なく、翌朝までかかった。

こんなに車の運転で疲れたのは久しぶりだった。