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10月17日の日記~LOUDPARK09

LOUDPARK09を見るため、朝一で幕張メッセに向かった。行きがけにACE FREHLEYの出演がキャンセルになった事を知り、ちょっとガッカリ。それでウェブサイトにLOUDNESSの緊急参加が伝えられたのか…キャンセルが出たのまでは、まったく気がつかなかったわ。


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これは会場内のモニュメント?…ライヴレポートの子細は下の続きをクリックして下さい。


ライヴの途中で、妻からヤンキースの勝利を報じるメールが来た。目出度い!自分は松井選手が在籍するヤンキースが好きというのもあるけれど、エンジェルスのマイク・ソーシア監督が嫌いなのだ。あの、いかにも「自分は野球を知っている」という顔を見ていると、目にもの見せてやれ、と思えてしまうんだよね。

占いをやっているので、特定の人間にこういう感情を抱くことは殆どないんだけれど…完全にストレス解消になってるな。さすがに呪ったりはしないけど。

帰宅後、試合のニュースを見たけれど、エンゼルスらしからぬミスが目立ってたね。逆にヤンキースはファースト~ライト線の守備がここ数年になく、堅固になっている。


ライヴ後、泊まりがけで明日も見に行くcozy-t氏とたまさぶろう氏から部屋が空いているので、と誘われたけれど、後ろ髪ひかれつつ、これを謝絶して帰宅、後半はほとんど飲まず食わずだったので、途中でラーメンと餃子を食べた。



LOUDPARK09~ライヴレポート

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9時半にcozy-t氏と待ち合わせて10時半前には会場入り、各レコード会社のブースを回ってからクロークに荷物を預けた。が、既に最初のバンドの演奏が始まってしまった。この辺りの時間調整は毎度の事ながら、どうにも難しい。

トップバッターはカナダのバンド、BLESSED BY A BROKEN HEART、ラウドな部分が基本にあるけれど、キーボード・プレイヤーもいて、メロディアスなパートも随所にある。第1回目のLOUDPARK06や2001~2年のBEAST FEASTと比べると、出演バンドが多彩になったというか…メロディアスになったもんだ。

そんなに燃える音楽でもないので、裏でビールを買って乾杯、脇で座り込んで見ていた。

その際、cozy-t氏がブース巡りをしている際にデイヴ・ムステインに関する不穏な噂を聞きつた話をしてくれた。

「本当に?!ちっとも丸くなってないじゃん」
と驚き、憂いつつ、内心は

「やっぱりムステイン氏はそうでなくちゃ!」
という思いもあったりする。


2番手は近頃、米国で受けに受けているという'80年代LA~ヘア・メタルをオマージュしたバンド、STEEL PANTHER。曲はいかにも判り易い、初めて聴いた人でもシンガロング出来るものが揃っている。地元で長いセットでやる際にはカヴァー曲も披露するらしいが、今日はオリジナル曲のみ。ただし、ギター・ソロでは数々のメタル・クラシックのリフを弾いたりして盛り上げていた。ヴォーカルも上手いね。

曲間のMCもなかなか笑えた。

STEEL PANTHERに続いて登場したのが、日本を代表する轟音バンドOUTRAGE、前のバンドと同じ4人編成とは思えない音圧というか…ドラムなんか、まるで銃声のようだ。前のLOUDPARKで見た時とバンドの醸し出すムードが若干違うのは、メンバーが固まったというのがあるのかもしれない。ヴォーカルのMCからして違うもの。前はただただ感謝の意を表すという感じで、今日のようにオーディエンスを煽るような場面はあまり覚えていない。

新曲も1曲披露していたが、スローなイントロからのドラマチックな展開で猛烈に速い。もちろん、テンポが速けりゃ良いってもんじゃないが、新作は期待出来そうだ。


OUTRAGEが爆音を叩きつけて去ったのに続いて登場したのはビル・スティア率いるFIRE BIRDだ。昨年はCARCASSの一員としてグロい映像と凶悪な音をぶちまけていたものが、今回はレイドバックしたロックンロールだから、このギャップは凄い。

しかし、この人はカッコいい。3ピースのタイトなアンサンブルの何と心地よい事よ。

「これ、立って見るよりビールでも飲みながら楽しみません?」

と、cozy-t氏を誘って売店でビールを購入、ついでに腹も満たせとこうとワイルド・ターキーを一本、これは思った以上にデカくて食べごたえがある。ただし美味とまでは言えない…でもFIRE BIRD聴きながら飲み食いなんて、なかなか出来ないからね。

ここに至って確信したのが、この日の大型ステージ2つの内、向かって左の"BIG ROCK STAGE"の音が右側の"ULTIMATE STAGE"より、明らかにPAが酷いこと。で、この後"ULTIMATE STAGE"に出るメンツを調べてみるとMEGADETHの名が…オイオイ大丈夫なのか?怒られるぞ~


飲み食いした後に売店にも行ってみたが、既にめぼしい物は売り切れたようだ。黒いTシャツじゃないのが欲しいと思っていたんだけど、興味を持てるものはなかった。SLAYERの新作が「赤」を思わせるタイトル&ジャケだったので、期待していたのだが…


売店に寄るついでというわけではないが、3つ目のステージである"SANCTUARY STAGE"で盲目の日本人ギタリスト、HIROAKI TAGAWAのライヴを見たが、これが見事だった。ネックを見ずして、あんなに自在に弾けるのか…自らもギターを弾くcozy-t氏も感嘆していた。ちなみに自分はこの後、SANCTUARY STAGEに寄ることはなかった…というか、もうULTIMATE STAGEで良い場所取ってそこに居座ろう、と決めた。BIG ROCK STAGEは行っても音悪いし。


で、DOKKENを見にメイン・ステージに行くとACE FREHLEYの代役で出場したLOUDNESSがまだプレイしていた。二井原実の声は衰えてないなぁ…。"Thunder In The East"を思い出させるステージ・セットも見栄えが良かった。PAはやっぱり酷い轟音だったが…しかし、これはLOUDNESSで良かったかもね。自分はACE FREHLEYを楽しみにしていたけれど、予定通りACE FREHLEYの演奏であの音だったら、オーディエンスの多くはドン引きしていたかもしれない。LOUDNESSは演奏も上手いし、ライヴ・パフォーマーとしてのキャリア、経験も豊富だからね。

DOKKENに関しては嬉しい噂を聞いていたので、楽しみにしていたのだが、新ギタリストのジョン・レヴィンが素晴らしい腕前でビックリ。オープニングは"Kiss Of Death"で、以降新曲は1曲のみで、他は初期4作品からの代表曲ばかりというグレイテスト・ヒッツのような内容だった。

「良い曲をたくさん作ってきたんだなぁ…」

と関心した。しかし、酷かったのがリーダーたるドン・ドッケンのヴォーカルで、もう声が出ない。見た目もたっぷりメタボで…それでもミートローフみたく歌えれば許せるけど。デイヴ・ムステインとかグレン・ティプトンを見習って欲しい。

とは言え、クライマックスの"Tooth & Nail"で何とジョージ・リンチが飛び入りしてジョン・レヴィンとギター・バトルを演じたあたりは涙が出てしまった。ジョージもこの日は自身のバンドLYNCH MOBを率いてプレイしたので(私は見ていない)、こうした奇跡的な瞬間が見られたわけだが、これは嬉しかった。

で、ラストは"In My Dreams"で締め。こういう演出のセンスやバックの演奏は冴えているのにもったいない。次回は自身のコンディションも整えて欲しい。


さて、ここまでは割とメロディックなバンドがフィーチャーされていたが、次のANTHRAX以降は攻撃的なバンドが続く。

まずはANTHRAXだが、紆余曲折あって三代目シンガー、ジョン・ブッシュのヘルプを仰いでの登場だ。すっかりスキンヘッドと化したジョン・ブッシュだが、シンガーとしては実に安定している。BIG ROCK STAGEなので、音響は無駄にヴォリュームガデカいけど。

あとは選曲がね…初期とジョン・ブッシュ時代の楽曲が半々くらいという印象だったが、残念だが後者の楽曲に対する反応に差がある事は否めなかった。ジョン・ブッシュと他のメンバーのコミュニケーションを取る場面が少なかったのも気になった。正式な復帰のないまま、程なく分裂するのかなぁ…


ANTHRAXを抑えて登場したのが、ARCH ENEMY。今回は初期3作品からのリ・レコーディング・アルバム"Root Of All Evil"を引っ提げての参加となるので、必然的にそこからの選曲中心で、合間に近年の代表曲を配したセットとなっていた。オーディエンスの期待度も高く、一気に人が押し寄せて来た。

ところが、それまで音響の良かった"Ultimate Stage"にも関わらず、音響が酷い。…あまりの音の酷さに曲の判別にも時間がかかるほどで、スタート時には周りで暴れていた若いにーちゃん達も次第に大人しくなったような気がした。まぁ、このバンドは何度もライヴで見たけれど、まともな音響で聴いたことの方が少ないので、あんなものなんだろう。いつかまともなPA担当を雇う事を願いましょう。

ライヴ・パフォーマーとしては見た目が実にカッコ良くて、男勝りの絶叫とアクションでオーディエンスを煽るアンジェラ嬢は顔色が紅潮して赤鬼のようだ。クリストファー・アモットの短髪姿は'80年代初頭MSG時代のマイケル・シェンカーを思わせる風情があった。

あまりの音の悪さに終演後、「ようやく…」みたいな気分にさせられたARCH ENEMYに続いて登場したのはMEGADETH。

「あんな音の悪いステージじゃ、ムステイン氏はキレるんじゃないか?」

と、戦々恐々とした気分でステージを見ていたが、やがて場内が暗転し、イントロをバックにメンバーが一人ずつ登場、スポットライトが当てられる。

最後に登場したのがデイヴ・ムステイン…噂通り機嫌が悪そうだ、客席を一通り睨みつけるように見回すと、やおらしゃがみ込んで掻き毟るようにリフを刻み始めた。"Into The Rangs From Hell"だ。

あれ?音響、そんなに悪くないんだけど…やっぱり大物バンドはPA担当が一流なのかなぁ。ヴォーカルのマイクが今一だったが、ミドル・テンポの歌を聴かせるような場面ではそれなりに声を拾っていたので、さほど気にはならなかった。

そして前評判通り、新ギタリストのクリス・ブロデリックが上手い。複雑なリフ、ソロを原曲にほぼ忠実に、しかも楽そうに弾いてる感じで、何か気持ち悪いほどだ。フロントのメンバー3人ともそれぞれ洒落たデザインのTシャツを着ていたけれど、あれ、何だったんだろう?

DOKKENを見ていたときも感じたが、やはり良い曲をたくさん持っているバンドは強いねぇ…。頭5曲、MCなしで立て続けに代表曲を叩きつけられて客席は騒乱状態だ。演奏も上手いし…正直、この時ばかりはBIG ROCK STAGEに行けば良かったと後悔した次第。

選曲はホント、お祭り騒ぎ向けというか、新作からは2曲ほど演奏したものの、あとは名曲、代表曲のオン・パレードだ。MCなんかを聴くと、ムステイン氏は少なくともステージ上ではご機嫌の様子だ。

日本の雑誌の記事も抜かりなくチェックしていたようで、"B誌にささげよう"と言って記事でやってもらいたい楽曲に挙げられていたデビュー作収録の"Rattlehead"を披露していた。自分もライヴでこの曲を聴いたのは初めてかもしれない。

"Peace Sells..."の大合唱で一旦、締めてから、アンコールは"Holy Wars..."しかも中間部に"Mechanix"まで披露する大サービス。もうお腹一杯、最高のライヴだった。


この日のヘッドライナーであるJUDAS PRIESTは、北米ツアーで好評を博した'80年発表の代表作の一つ"British Steel"全曲披露をフィーチャーしている。このため、"Hellion~Electric Eye"、"Painkiller"といった代表曲の一部をプレイしないという不満もあるが、これまでライヴで聴いたことのない曲が見られるという楽しみもある。

ステージには彼らの故郷であるイギリス、バーミンガムの工業地帯を模した絵画が描かれた巨大な幕が掛かっており、ステージが暗転すると、工場の金属を叩くようなSEとレーザー光線による映像が流れ、これにドラムがシンクロしてアルバム"British Steel"通り、Rapid Fireでスタートした。

メンバー全員50歳を優に越えているのだが、ベテランらしくパフォーマンスはMetal Godの御威光を感じさせる堂々たるものである。ドン・ドッケンにも見習って欲しいよ、ホントに。音響のバランスも良好だ。

開演前にはヴォーカリストのロブ・ハルフォードの歌唱を心配していたのだが、杞憂だったようだ。年齢的に、さすがにあの重金属シャウトをレコード通りに披露出来てはいないが、随所で絶叫を織り交ぜながら曲のディテールを再現している。ステージ・アクションも相変わらず独特の怪しさだ。

"British Steel"後半の2曲、レゲエ風のパートがある実験的な"The Rage"、ドライヴ感のある"Stealer"というライヴでは初めて聴いた曲を畳みかけて、"British Steel"の完全再現は終了。この後は厳選された代表曲のオン・パレードだ。"Hell Patrol"は珍しい選曲だったかも…。

アンコール前の締めは"Victim of Changes"だった。威厳に満ちた壮大な構成の楽曲だが、全身全霊を込めて歌い、絶叫するロブの姿に

「この人は本当に命がけでプレイしてるな」

と胸が熱くなった。この曲はライヴで見ると、その偉大さが伝わってくる、クラシック・ソングだな。


一旦袖に引っ込んだバンドがアンコールにハーレーの爆音で応えた。多くの場合、"Hell Bent For Leather"がこの場面で披露されるものだが、今回は"Free Wheel Burning"だ。この時、周りの若い女性ファンが熱狂しだしてビックリした。初めて拝んだのかな?やはり、以前のライヴで初めて見た女性が「…凄い!」と感激していたのを覚えているけど。

"Diamonds and Rust"は前回見た時はアコースティック・ヴァージョンだったが、今回はレコード通りのエレクトリック・ヴァージョン。そしてフェス全体の締めは定番の"You've Got Another Thing Comin'"で大団円を迎えた。

全部のバンドを見たわけじゃないけれど…充分楽しめるフェスティヴァルでした。来年は悩まずに通し券を早目に買っとこ!







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