戦争の日本史10~東国の戦国合戦
東国~主に関東の戦国合戦に焦点を当てた一冊。東北、甲信越地方の戦乱も扱うと予想していたので、正直、この構成は意外だった…と思っていたら、きちんと網羅してありました。
後北条氏だけでなく、北関東や房総の諸氏の動向にも触れた中身の濃い内容にはなっていて、勉強になる。これを読むと上杉氏や北条氏、武田氏が何故関東の覇者となり得なかったのか、判ると思う。
南部、津軽氏といった北東北や最上、秋田氏を輩出した出羽の戦国時代に触れる場がないのが残念。
目次
東国論と戦争論 プロローグ
Ⅰ戦国世界の成立~明応の乱から永正の乱へ
1、伊勢宗瑞の登場と伊豆・相模
2、山内・扇谷上杉氏の抗争と古河公方家の内紛
3、旧族領主層の内部抗争
4、上野の旧族と山内上杉家臣の動向
5、戦国状況の開幕
Ⅱ戦国合戦の展開~大永・天文の乱の展開
1、北条氏と両上杉氏の抗争
2、房総の天文の乱と第一次国府台合戦
3、川越城の攻防と両上杉氏の没落
4、常陸・下野の天文の乱
5、戦国合戦の展開
Ⅲ北条・上杉両氏の相克と東国領主~弘治・永禄の争乱の時代
1、常陸・下野の政局と北条氏の房総侵攻
2、北条氏と上杉謙信の抗争
3、第二次国府台合戦と房総
4、佐竹氏と南奥・下野
5、上杉謙信の退勢と上野・武蔵
6、北条・上杉氏同盟の成立とその衝撃
7、東国の地域統一への胎動
Ⅳ関東統一と天下統一の競合
1、北条氏の北進と反北条連合の形成
2、佐竹氏と南奥の戦局
3、常陸・房総の戦局
4、反北条連合と織田信長
5、本能寺の変の衝撃
6、北条氏の攻勢と反北条連合
7、終焉に向かう東国の戦国
8、東国の戦国合戦と地域性
残された課題 エピローグ

