戦争の日本史2:壬申の乱
吉川弘文館 (2007/01)
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「壬申の乱」の手ごろなガイドブック天智天皇の弟である大海人皇子と長子の大友皇子とが争った古代日本最大の戦いを取り上げている。
壬申の乱に関しては当時の史料が「日本書紀」くらいしかないのだが、作者がこれを勝者の側から描いた壬申の乱と判断して、改めて状況を推理、整理を試みている。
ただ、この本の言うところを全面的に信用して良いとも思えないが、興味深い意見や見方も多い。自分は古代史に関しては知らない事が多いので、ためになったけれど、一方で、全面的に鵜呑みは出来ないとも感じた。
目次
プロローグ:新しい「壬申の乱」像
Ⅰ.開戦まで
1.白村江以後の戦時体制
2.東アジア国際情勢と壬申の乱
3.天智の大王位継承プランとその破綻
4.大海人の吉野入り
Ⅱ.乱の勃発
1.「挙兵の決意」-五月
2.美濃への使者-六月二十二日
3.吉野脱出-六月二十四日
4.高市の合流-六月二十五日
5.近江朝廷の対応-六月二十六日
6.美濃進出-六月二十七~二十九日
7.吉備・筑紫での徴兵-六月末~七月上旬
Ⅲ.戦闘の開始と展開
1.飛鳥京での開戦-六月二十九日
2.大倭・河内国境攻防戦-七月一日
3.三方面軍の進発-七月二・三日
4.近江朝廷軍の全貌-七月四日
5.伊賀路の戦い-七月五・六日
6.息長横河の戦い-七月七日
7.大倭における最終戦-七月八日
8.近江路の戦い-七月九~十七日
Ⅳ.戦闘の終結と戦後処理
1.瀬田川の最終戦-七月二十二日
2.大友の自害-七月二十三日
3.大友の首実検-七月二十六日
4.近江朝廷重臣の処断-八月
5.飛鳥京への凱旋-九月
Ⅴ.壬申の乱の特質と結果
1.軍の構成について
2.支持勢力の問題
3.「皇親政治」と国家の成立
4.「壬申年功臣」たちのその後
5.天武の皇位継承プランと天皇制の成立
6.壬申の乱をめぐる説話群
7.近代史の中の壬申の乱
戦乱を終えて-エピローグ


