天文法華の乱~武装する町衆
信長、秀吉、家康に信玄や謙信…戦国時代でも、彼らのような英雄不在の応仁の乱以降の畿内の情勢についてはあまり詳しく触れた本に接する機会が少ない。
しかし、これは面白い。当時の近畿は足利義晴、細川晴元によって掌握されていたわけだが、法華宗や一向宗、近江守護の六角氏らの支援なくして成立し得ない脆弱な政権であった。そうした混沌とした情勢が公家の日記などの記録から語られていく。
タイトル通り、京都で大きな勢力を張った法華宗の盛衰が中心であるが、日頃、世界のニュースで宗教絡みの事件を他人事のように眺めている身からすると、こんな時代が日本にもあったんだなぁとか、意外な事をたくさん知る事が出来る。
序章
第一章:鍋冠り日親
1:一条戻り橋
2:弾圧あい次ぐ
3:六角の獄舎
4:洛中題目の巷
第二章:門徒との対決
1:十万の兵動く
2:打廻~法華一揆の登場
3:山科攻め
4:大坂攻め
第三章:洛中地子を沙汰致さず~抗税闘争
1:半済と地子
2:地下請
3:洛中警固
第四章:松本問答
第五章:京都焼亡
終章

