定本 常山紀談:上
備前岡山藩士で軍学者、儒者でもあった湯浅元禎(常山と号す:1708~1781)が編纂した戦国時代~江戸初期の逸話集である。
内容が幕府…徳川家にも触れているため、常山の生前には刊行されず、彼の死後、刊行されたらしい。史料による裏づけのない逸話、誤りも多く、俗書として扱われる向きもあるが、江戸時代の人々が戦国期をどのように捉えていたかがわかるし、記事の扱い方に注意すれば、充分、参考になりうるものである。
この上巻では全二十五巻中、十四巻までが収録されている。ちなみに各巻の内容に時系列に即した流れやテーマのようなものはない。ランダムに様々な逸話が述べられている。
